リニューアルオープンに潜む落とし穴

前回、パチンコ業界において、いわゆる「○○オープン」はアツイ!! 中でも、グランドオープンが最も狙い目である今回は、グランドオープンほどではないにしろ、勝機となる「リニューアル(リフレッシュ)オープン」について掘り下げていきたいと思います。

「リニューアルオープン」とは、元々営業していたホールが、営業形態や外装、内装といった設備の一部を変更(実はこの点に落とし穴があることがありますが、それはのちほど説明します)し、新たに仕切り直しての営業を始めることです。

例えば、店内環境を向上させるために通路を広げる等のリフォームをする。ドル箱不要のパーソナルシステムを取り入れる。交換率変更、1円パチンコといった低貸エリアの新規導入などがそれにあたります。

一般的にリニューアルオープンというと、これくらいのスケールの変更を想定しているパチンコファンも多いのではないでしょうか。また、リニューアルのために数日~数カ月間、店を閉めることもあれば、全く店休日をとらないで実施される場合もあります。

では、リニューアルオープンはなぜ狙い目となるのか?
それは、上記に挙げたリニューアル行為は「テコ入れ」のために実施される場合が多いから。すなわち、物足りない稼働に喝を入れるために行うのです。数百万、時には数千万以上の規模の改装を実行したからには、何が何でもコケるわけにはいきません。

本気になったホールがすることといえば1つ。そう、「玉を出す」ことです。客を集めるためには、結局のところ赤字を打つ=勝ちやすくするのが一番。華々しくリニューアルオープンの告知を行い注目を集め、人が集まったところでキッチリ玉を出す。長期的な集客を考えると、この方法が最もシンプルかつ効果的なのです。

しかし、このリニューアルオープンと呼ばれる営業形態ですが、悲しいかな最近は乱発化の傾向にありまして……。結果、ひとくちにリニューアルオープンといえども、勝ちやすさの程度は実に玉石混交、いや、ハッキリいって石の割合が多過ぎる!!

その理由は、以前から何度かお話させて頂いているザ・大人の事情「広告規制問題」にアリ。「7の付く日は激アツ!!」などといったイベント告知がNGになってしまった、というあの大問題のことですね。

この広告規制の網の目をかいくぐるため、宣伝行為としてよく利用されているのが、「リニューアルオープン」。つまり、リニューアルオープンはただの宣伝文句にすぎない場合もあって、もっといえば悪用されているケースも混ざっているということなのです!!

「7の付く日は激アツ!!」がNGでも、リニューアルオープンの告知はとりあえずOK。となると、DMやポスターで店の広告を打ちたいホールは、単に手っ取り早く宣伝をする方法としてリニューアルオープンを実施します。

先ほど、「リニューアルオープンとは設備の一部を変更すること」と説明しましたが、この「設備の一部」というのが落とし穴! 各台に分煙ボードが設置される、空気清浄機が新設される……程度ならまだカワイイもの。灰皿が置かれた、ポスターが増えた、新しい景品が入荷した……といった、一見どこが変わったのか全くもってわからないリニューアルも、一応「設備の一部」の変更とされてしまうのです。

こういったリニューアルを謳うホールは、宣伝広告を打つことだけが目的で、テコ入れを考えているわけではありません。わざわざ赤字を打つ可能性は低い=攻める価値はないに等しいといえます。

すなわち、数多あるリニューアルオープンの中から信頼度が高いものを選び抜く基準は、変更の「規模」。数カ月も店を休むような大規模なリニューアルとなると、それはもはやグランドオープンとほぼ同質。狙ってみる価値は十分にあると思います。

逆に、毎月、酷い場合は毎週のようにリニューアルオープンを行うホールは避けたほうが良いです。だって、そんな頻度で店を変える必要なんてありませんからね。あとは、リニューアルの際に「時差オープン」を同時開催するホールもチャンス!

己の嗅覚を研ぎすまし、旨味のあるリニューアルオープンを嗅ぎ分けられるようになれば、あなたの収支はきっと確実に上を向くはずです。

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